PROFILE
航空の専門学校に通ったのち、肉屋、そして食品加工会社へ勤務。転職を考えていたころ、八百鮮で勤務していた父の誘いで副社長の岩崎との面談を実施。社員の若さや仕事の面白さに魅力を感じ、その次の日には退職届を書いていたという。現在は精肉の仕入れを担当している。
仕入れ担当をクビになる 大挫折で 目を覚ました。
僕は一度、仕入れ担当をクビになったことがあります。それは無理に安売りを続けて、赤字を連発してしまったから。「お客様にいい顔をしたい」という思いが行きすぎた結果でした。それでも先輩は「もう一回少しずつやってみよう。」と自分を見捨てなかった。そこからは初心に帰り、「この牛タンは¥3,000で売りたいから、¥2,500で仕入れたいです」と仕入れについて話し合うことが増えました。「俺が責任を取る」という先輩の言葉のもと、仕入れたお肉の売り方も自由に考えさせてもらいました。徹底的に「お客様と八百鮮と仲買人さんの全員が幸せになる」ことを大切にしろ、と叩き込まれた期間でしたね。
まるでパズルをするような マネジメント力をGETした。
「自分が幸せになるだけじゃいけない」。そう気付かされたからこそ、少しでも時間が空けば店舗のレジや精肉部門以外の品出しも進んで手伝うようにもなりました。そんな働きが認められて、チーフへ再昇格。後輩のマネジメントも任されるようになり、そこで「周りのことを見る」力が圧倒的に活きたんです。例えば、開店前の準備。どのスタッフが、どの肉をカットするのに何分かかるのか。パック詰めにはどれくらいかかるのか。まるでパズルのピースをはめるかのごとく周りの仲間に指示を出して、店舗の生産性を高めることができたんです。「クビ」の苦悩が無ければ、身につけられなかった力かもしれませんね。
ステーキ肉祭りで ピンチをチャンスに変えた。
「機械が動かないです!!」ある朝、僕の耳に後輩からの悲痛な叫びが飛んできました。どうやら、スライサー(肉をスライスする機械)が壊れてしまったようでした。業者さんを呼ぶにしても、営業時間には絶対に間に合わない。そこで僕は、すべてのお肉をブロックで販売することを決意したんです。「ステーキ肉祭り」と称して全ての肉を大安売りし、「このお肉、こうやって切れば焼肉に使えますよ!」と元気よく売り込んだところ見事人気が爆発。その日は、いつもの2倍の売り上げを記録しました。上手くいく確証はなかったのですが、臨機応変な対応力を身につけてきたからこそピンチをチャンスに変えられたんだと思います。
関わる人たちの声
「お肉のプロ」
としての
姿勢に
感動しています。
八百鮮との出会いは8年ほど前。たまたま立ち寄ったときに、魚売り場で働く市原社長が気に入り、そこからは頻繁に通っています。お肉のプロとしての誇りと毎日真剣に取り組む上田中さんの姿勢には感動していますし、社長と同じDNAが流れていると思っています。上田中さんのお客様を第一に考える接客には助けられていますので、これからも仕事に誇りを持ち、他のお店に負けずに、一生懸命戦い続ける考えを持ち続けてください!
「どうしたら
売れるか?」を
一緒に
熱心に考えてくれる。
商談や納品時にも気さくな会話もしていただいたり、私たちが思うように売れない商品もどうしたら販売できるか?と毎回一緒に考えてくれたりと色々と気を遣っていただき、本当に助かっております。毎度色々新商品のご案内や売り方のご提案をさせていただいて、まずは実際にそれを試してくれる得意先様は上田中さんだけです!その結果がダメでも、「次は成功させよう!」という提案が非常にやりやすく助かっております。引き続きこれからも宜しくお願いします!